3日

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マインクラフトといえばPC向けサンドボックスゲームの代名詞的作品で

リリースから10年経った今でも高い頻度でアップデートが成され、

多彩な素材やギミックを活かした建築も無限に広がるマップでダンジョンを目指す冒険も自由に楽しめることが人気の理由だ

みたいな紹介がまあ定番だろうけど、一番の目玉は直方体を組み合わせたような特徴的なスキンを自由に設定できることなのは言うまでもない

ゲームから支給される既存のアクセサリーを選択するのではなく自作のデザインを使用できるのは大きな魅力だ

通常の3Dモデルとは違いドット絵を貼り付けるような構造なので高度なソフトは必要なく、フリーのツールが公開されておりデザインさえ決まっていれば誰でも簡単に作ることができる

人気作品なので有志が配布しているスキンも多く、アニメキャラクターを模したものも豊富で手軽に好きなキャラを操作できる

複数人プレイ時に個性あふれるアバターが並び画面が映(バ)えやすいことも実況動画・配信の定番作となっている理由の一つだろう

バーチャルユーチューバーとの相性の良さは俺がわざわざ書くようなことではないので書きません

と、いうわけなので俺も購入時に即スキン作って遊んでるんだけど

一緒に遊んでくれる人が2人ぐらいしかいないのであんまり見られることがない

アバターを好きに変えて遊ぶ目的は単純にコーディネートを楽しむこととモチベーションの向上の他に自己顕示があるので

せっかく作ったからにはやっぱり見られたいんですよ

こんな感じなんですけど結構かわいくないですか?

ちなみにこの前作ったver2がこれ

ドット絵って神だわ

随所にPicrewでよく使うような要素を頭の中でイメージして入れてる

ところで、普通ドット絵ってもともとのデザインがあって、それを限られた容量の中に落とし込むわけじゃないですか

俺の場合、自分で絵が描けないので既存の配布スキンを参考にしながら手探りで打ち込んでたんだけど

それで遊んでるとだんだん等身の高い絵で見たくなってくるんだよね

でもやっぱり俺は絵が描けない

ただ、このスキンを作ったようにマウスポインタで点を打ち込むだけならできる

じゃあドット絵のまま等身上げてみるか、と思って作ったのがこれ

まあよくね?

こういうのでよく作られるのってポケモントレーナー風のやつだと思うけど例に漏れず参考にしました でもあんまりそれっぽくないな

なんでだろう?色の塗りかな ベタ塗りっぽいんだよね

輪郭の付け方もなんか違う気がするな

作ってるときにトレーナーのドット絵見てたけどシロナさんスタイル良すぎてハゲるかと思った

 

中学の頃いたコミュニティ、あるDSのゲームの個人運営ファンサイトで

ファンアートを描く人も当然いたが、それよりドット絵打ちを趣味でやってる人が多かった

いわゆる目コピってやつが主流だった

そういえば目コピって今あんまり聞かないなと思って調べたらドット絵特有の呼び方らしい 要は模写

検索かけてみるとギターの練習法のほうが有名らしい まあ耳コピに倣う呼び方だからわからなくもない

俺も真似してやっていた経験があるので、上のやつ作るために使ったソフトは全くの初見ではなく十数年ぶりぐらいに起動したことになる

他にもBGMを耳コピしてMIDIつくる人やファンゲームをつくる人もいたし、インターネットの人はクリエイティブだという認識を持ったのはそこだった

俺と±3歳ぐらいまでしか年の離れてない人たちが各々何かしらの才能を発揮している

縁はほとんどなくなったが、当時遊んでいた人たちは今やフォロワー五桁の同人絵師や音ゲー楽曲公募採用者、ファンだったゲームの制作に入った人もいる

そんな周りに恵まれた環境だったので、dominoいじったりいろんなペイントソフト落としてみたりテキストエディタに文字(言語も文章も)打ち込んだりと一通り真似をした 結局実ることはなかったが

親の趣味とクラスの流行りしか知らない中学入りたての俺には何もかもが新しくてすべてが面白かった

ただの現実世界の延長ではない、知識と才能の海だった

たった3年でその好奇心が尽きるものだろうか

周りが面白くなくなったのではなく自分がつまらない人間になったって言説は全面的に正しい

年だ衰えだと時間の経過を理由にするのは甘えだが

何を切っ掛けに熱が引くのだろうか

新生活の始まる折などたまに気持ちに勢いが出る瞬間があっても当時のそれには及ばない

今でもサイトのログは残っているが、見返しても俺が何を考えていたのかまでは思い出せない

輝かしい思い出があった事実だけをいつまでも引き摺って、自分はまだ中学生だと思い込み続けるのだろう