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この裏紙の名前はもともと2年前の元日、ブログとして開設しようとしたときにつけたのが
「3日は絶対更新する」みたいな名前だったことから来ている
要は最低限三日坊主にはなれ、という意味でつけた
まあ結局1日も更新しなかったわけだが
それから2年放置してチラ裏として再利用するにあたって、そんな大層な名前いらんなということで削った
今回の記事で当初の目標が達成できたわけです
ちなみに当時書いた最初の記事の下書きはまだ残ってる
byod03の宣伝がしてある、懐かしいね
というわけで今回はここ数年間で読んだ漫画をいくつか書いていこうと思います
覚え書きみたいなもんで紹介というほどのものではないです
そもそもそれができるほどの数読んでない
あらすじはリンク先に書いてあったりなかったりする
当たり前だけどリンク貼ってもなんも収入とかないからね
あと単行本派なので単行本ベースで紹介する 本誌掲載済みの話は知りません
瑠璃の宝石 (ハルタコミックス)
著者:渋谷圭一郎
https://www.kadokawa.co.jp/product/322006000681/
既刊2巻
鉱物と百合
"関係性"的な心理描写はないんだけども、波動を感じられるので百合
そういうのを期待せずに読んだら意外とそれっぽくてラッキー、ぐらいの百合です
作中のように女子小学生と大学生がサクッと鉱脈見つけられるような土地はファンタジーだと思うけど
その過程、知識はほとんど事実のはず Tipsも多いので満足感は高い
1巻は妙にセクシャルなシーンがありますが2巻はさっぱりなので安心して読めます
学問と百合、みたいな作品増えてきたね 良いことだ
理系と銘打って数学が好き、科学部所属です、みたいなプロフィールだけのナンチャッテリケジョじゃなくて
ちゃんと取材した上で専門知識をうまく噛み砕いて百合ストーリーに落とし込んでる作品が好きです
巻末に取材した内容とか注釈で詳しく書いてあったりするとなお嬉しい
手間も尋常じゃないだろうに、読者としては有り難い限り
恋する小惑星 (著者:Quro、まんがタイムKRコミックス) 同様、地学系が特に好きなのは高校時代に起因するとツイッターでよく言ってるけど
鉱物は知識欲だけじゃなく収集欲も満たせるので2度美味しい
この手の博物学はフィールドワークがメインの活動になるので漫画に起こしやすいことも大きいだろうね
関係ないけど単行本のザラザラした装丁が好き
この作品でハルタなるコミック誌を知ったのだけどちょっと変わった形態みたいだね
そもそも雑誌じゃなくてコミック扱いらしい(wikipedia知識)
酒と鬼は二合まで (ガンガンコミックス UP!)
原作:羽柴実里、作画:zinbei
https://magazine.jp.square-enix.com/mangaup/original/nigou/
既刊3巻
カクテルと鬼娘と百合 丸っこい絵柄のギャルが好きだ
女子大生と百合っていうと最初の方にヤな感じの描写はつきものだけどこれもそう
まあ最初だけなのでそんなに気にするものでもない
一瞬で同棲始めるしストーリーの本筋はスピーディに始まるのでとりあえず1巻だけでも話は進む 百合の女は強引がち
日常ものっぽく見えてヒロインがわりと深刻な問題を抱えている
数話区切りで話が分かれてる感じの構成
でその話ごとに合ったカクテルを出す
まあストーリー自体はそこまで際立ったものはないんだけど
カクテルって無数にある上に名前がいちいちカッコいいので変幻自在の万能武器と化す
加えて酒はキャラクターの性格を変える舞台装置としても扱いやすいので
本心を引き出すとか隙を作らせるとか"関係性"においては最強アイテムになる
はっきり言ってチートだな
自宅の場面はだいたい甘い雰囲気になってるので酒飲みながら読んだらより良い気分になれる かも
自身は女の子になれなくてもカクテルは作れるので、気になったら試せるのも良い
店舗特典に作中で登場したカクテルのレシピがついてるのでちょっとうれしい
宙に参る (torch comics)
著者:肋骨凹介
https://www.leed.co.jp/9784845860401
既刊2巻
宇宙時代近未来SF、百合ではない っていう必要ある?
宇宙開発がめちゃくちゃ進んで人間がコロニーで暮らしてて
人工知能が家族同様に生活に馴染んでいる世界
まあ近未来SFでよくある設定だけど
世界観作り込むならそれだけ作者のセンスも読者への説明も必要になりがち
と思ったら細かい解説はすっ飛ばして、1話の最初からなかなかインパクトのあるシーンを出してくる
この世界のこと知ってるでしょ、と言わんばかりにそのまま話が進んでいく
なのに何故かすんなりと受け入れられるし何故か理解できてしまう
ストーリーの始まりが「主人公の夫が亡くなったので、葬儀をしてから地球に住む義母に挨拶に行く」であるように
ロボットと暮らす宇宙世紀なのだけど随所で現実の人間臭い文化が残っていて
それを違和感なく読者に読ませ、自然に世界観に引きずり込む
なんというか俺の語彙ではうまく説明できないのでぜひ読んでほしい
ところでこのレーベル知ってる?俺は知らなかったんだけど
やっぱりマイナーなのか2巻出たときに本屋数件回ってもなかなか見つからなかった
物理で買うときは端の方の棚を見るといいかも
少女辞典 (ガンガンコミックスONLINE)
著者:安井万里絵
https://magazine.jp.square-enix.com/top/comics/detail/9784757558762/
既刊3巻
著者の個人サイトで創作漫画が公開されていてそこから知った
サイトだけでも一見の価値はあります
http://amagoyasairuiu.web.fc2.com/
タイトル通り女の子がいっぱいでてくるが百合がテーマではない
捉えようによっては百合ではある
女の子のデザインがどれも好き ツインテ眼帯学ラン風制服黒アームカバー武器バット装備のヤバい子が出てくる
著者が確か美術系の学校出身で、ところどころ描き込みがすごい
基本的に1話に1人ずつ女の子が登場する一話完結
表紙とか扉絵はちょっとホラーっぽいけど内容はわりとコミカルに進む
百合ではない、と言っているのはサポートキャラが男だからなんだけど
ストーリーの主軸は実はコイツで、女の子のお悩み解決してたらコイツの謎が浮かび、女の子のお悩み解決をしながら徐々に解いていく
キャラクター、ストーリー、絵柄、どれをとっても良いんだけど
個人的には単行本の小口が辞典っぽくできてるのがとても良い
アクション作品ではほぼありえないけど、小口がきれいな漫画が好きです
最近読んだのだと、阿部共実の潮が舞い子が舞い (少年チャンピオン・コミックス) は裏表紙も小口も真っ白で良かった というかあの作品色彩の概念がない
あれも女の子のデザインがどストライクなんだけど今回は紹介しないのでおいておく
他にいい感じのあれば教えてください、難しくないやつで
そんな感じで楽しみにしてた作品なんだけど、著者の体調?精神?的な都合で3巻刊行から無期限休載になっている
3巻後半ぐらいから話を畳み始めている様子はあるが、結局今に至るまで結末は謎のまま
休載になってからもしばらくはツイッターでイラスト投稿していたり個人サイトの更新もあったのだけど、最近はそれも殆どなくなって悲しい
たま~にボカロとかの楽曲にイラストを提供してるみたいなので、そちらの活動が今後見られると嬉しいですね
徒然日和 (百合姫コミックス)
著者:土室圭
https://comic.pixiv.net/works/4532
全3巻
日常系百合
お話より風景の描写が多い 空気感を味わう系統
同時期に連載されてた中では比較的有名な百合漫画だと思う、たぶん
ほとんどメインの4人しか登場せず、進行するようなストーリーもない
ただただ田舎の女の子たちの日常風景がゆっくり流れていく
きらら系列のようなギャグでもないので、頭を空っぽにとかそういう次元ではない
自分が風景に溶け込んでいくような錯覚すら味わえる、かも
1話ずつじんわり読んでいくと良い
この作品は著者が昔pixivでラブライブ!の二次創作を描いていて、気になってフォローしてたら連載が始まったので即購入した
その二次創作はもう消えている 賛否の分かれる内容だったので色々言われていたらしいが関係あるだろうか
著者名のアカウントとは別に創作用のツイッターアカウントがあった気がするんだけど、見つからないのでそれも消したのかな
細く長く続いていってほしいな~と思っていたのだけど
著者が連載を続けるのが難しいと感じた、という理由で連載終了
各所で紹介されて重版も続いたりと波に乗り始めてた頃だったので悲しかった
ツイッターで応援がとても励みになったと繰り返し述べているけど
作品への評価が過去の創作からトラウマになっていたのかもしれない
まあ趣味で描いてたものを仕事で…となると精神的な負担も大きいだろうなあと
創作に縁がないので雑な想像しかできないのであった
現時点で3巻まで出ている、出ることが決まっている作品を挙げた
アニメはとりあえず3話まで見ろと言われるように、週刊誌のような長期連載前提ではなく発刊間隔が長めの漫画は3巻の扱いで今後が決まると思っている
試しに読んでみるにもちょうどいい巻数だと思う
気分が上向いてるときは人に見せる前提の文書いても良いかもね
誰も見てないかもしれんけど 見なくていいって言ったし
まあこんなもんはdjmixと一緒で自己満足でちょうど良いですからね
何かやった手応えさえあれば自分に何もなくても何かできる錯覚に満足できるんでね
単純なことは幸せだ